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アリの繁栄システム

アリの家族

春又は秋に巣から飛び立った女王アリはオスアリと交尾すると、オスの一生分の精子は女王アリの貯精嚢に蓄えられる。オスは死に、女王アリだけが生き残る。女王アリは地上で巣穴を作り、産卵する。この時に生まれるのが働きアリ。その後、繁殖期が近づくとオスアリを産み始める。

女王アリ・・・子供を産む
働きアリ・・・みんなメスだが子供を産むことはない
オスアリ・・・女王アリの繁殖期が近づくと生まれる。(未受精卵から!)

倍数体と半倍数体

アリは「半倍数性」という特殊な遺伝の仕組みを持っている。
人間も含めて、多くの生物の染色体はオスもメスも等しく2本で1セットとなっていて、これを「倍数性」という。
アリは、メスは2本で1セットの染色体をもつが、オスは1本ずつしか持たないこれを「半倍数性」という。
なので、血縁度をメス(働きアリ)から見た場合、親は1/2、自分の子1/2、姉妹3/4、兄弟1/4となり(オスは半倍数性なので)
メスの働きアリは自分の子供を産んで育てるよりも姉妹の世話をした方が自分と同じ遺伝子をより多く残せる。(これをハミルトンは包括適応度と呼んだ)
アリから見ると生物は自分により近い遺伝子を残すことが重要だと考えられる。

人間(多くの生物)は近親交配の問題(兄弟姉妹ではなぜか欲情しない)があり、そうはいかないが、自分と全く同じ遺伝子の自分(コピー)が出てきたらさすがに気持ち悪い。

コピーではなく未来のから来た

アリは自分の子孫をどれだけ残すかよりも、自分と同じ遺伝子を持つ個体をどれだけ残せるのかが重要

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