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地産地消

地産地消とは


地産地消とは「地元で生産された農作物や水産品などを地元で消費すること」です。
地産地消のメリットは

  • 新鮮なものが手に入る
  • 安い
  • 旬=健康
  • 地域経済に影響
  • 生産者との繋がり

順にみていきましょう。

新鮮なおいしいものが手に入る

地元の食材の一番の利点は鮮度です。
葉物野菜やキノコ類などの美味しさは、とれたてが一番です。
トマトなどは、「木熟」と言われる、木の実としてなっているままに熟したもので、それが一番味が濃く、甘みも強くて美味しいと言われています。
スーパーで売っているものは熟する前に収穫して全国に運び並べられています。

※ちなみに、おいしいトマトはおしりの方に白い放射状の線が入っているので、スーパーで確認しよう。

直売所などをのぞいてみましょう。

安い

輸送コストが少ない分安く手に入ります。
大体の農作物は、生産者➡農協➡卸売市場➡小売店➡消費者というルートを通ります。

もっと単純にすると
作る➡運ぶ➡売る ということです。

運ぶ時間が短いということは、運ぶ人へのお金を減らせるので、その分安くできます。通常であれば廃棄されていた不揃いな物なども、販売しています。
不揃いだったり、欠けていたり、曲がったりもありますが、それでもおいしさはほぼ変わらないのでお得です。(かつて、福岡に住んでいた時、規格外の大きな明太子が安く売っていました。)

健康

沖縄といえば夏。強い日差しをイメージする人は多いでしょう。
沖縄の夏が旬の野菜といえば、ゴーヤー、ナーベーラー(ヘチマ)などがあります。

ゴーヤーはビタミンCが豊富にあり、ビタミンCはコラーゲン生成に必要で、肌の健康作りに欠かせません。ゴーヤーの旬である夏は紫外線の多い時季であり、紫外線によって傷ついた肌を回復するのになのです。
ビタミンCは不足すると、倦怠感や疲労感の原因になることもあります。またゴーヤーの苦みは「モモルデシン」という物質によるもので、苦みによって食欲を増進してくれる働きがあるといわれていて、夏バテ対策にも効果があります。

ヘチマは化粧水などにも利用されるほど美肌効果が高く、ヘチマ含まれているサポニンには、抗酸化作用があり、美肌をつくる効能もあるとされ肌の生まれ変わりを促進したり、日焼けした後の肌のほてりや炎症を鎮めたりする効果があります。

どうですか?夏にぴったりでしょう?この世界は不思議とその土地を生き抜くのに必要なものを必要なタイミングで出現するようになっているのです。

地域経済に影響

自分が生き残るためには、有利な環境を整えておきましょう。
私たちは一人で生きるよりみんなと協力した方が豊かに過ごせます。(基本的にはです。例外はあります。)

地元の物を買うということは、地元の生産者にお金が行き生産者が豊かになります。そこから税金が引かれます。その税金は行政サービスに直結します。より安全で便利に過ごせる確率がアップします。
「貧すれば鈍する」ということわざのとおり、豊かさは人間の内面にも影響するので、周りの人が豊かな方が、自分の人生の難易度を下げてくれるはずです。

貧すれば鈍するとは…
貧乏をすると、毎日その生活のことばかり考えるようになるから、人は知恵や頭の回転が衰えてしまい、賢い人でも愚かになるという意味。 また、暮しが貧しくなれば、心までも貧しくなるものだということ。

生産者とのつながり

いい商品を作るには商品の感想・意見が必要です。
生産者には消費者のニーズが何なのかわからないので、消費者の反応から推測するしかないのです。

企業などの生産者は
情報収集➡作戦を立てる➡行動する➡結果➡情報収集…というサイクルをぐるぐる回すことによって、商品をよりよくしていくのです。

だからこそ、買ったものに対する反応を送ってみましょう。きっと相手の役に立つはずです。

生産者もよりいいものを生産するだけではダメで、品質管理やオペレーションなどのスキル強化する必要があります。(消費者の意見を聞きすぎても上手くいかないのがこの世界のおもしろい所です。)結局は仕事や生活を通じて自分を向上させるようにこの世界はできているようです。

まとめ

ゼルダの伝説などのゲームではダンジョンの中で手に入れた武器はそれを使って攻略するというお約束があります。それと同じように地元でとれた食材は、その土地の環境を乗り越えるのに適したパワー(栄養)があるのです。
人生を攻略するには自分だけではなく周りも重要です。有利な環境を作り出しましょう。

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